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このブログは全国の服好き達に、もっと服を好きになってもらいたくて作ったブログだよ(大きなお世話)知識を高めて博士になっちゃおう!

第1回 知っているようで知らない!?”ストリートファッション”とは

第1回 知っているようで知らない!?”ストリートファッション”とは

 

 第1回 ストリートファッションとは?

よく耳にすると思う“ストリートファッション”。

頭の中では

(ラッパーみたいなダボダボした服装

(スケーターブランドで全身を固めた人)

        の事を想像してしまいますよね?

 

それらもストリートファッションですが、定義自体はもっと曖昧で、

 

街に集まる若者たちに実際に支持され、発信されるファッション

              の事なのです。

 

この文章だけ見ても想像しにくいと思いますので年代別に見ていきましょう!

1970年代のストリートファッション

この頃から人々の服装はバリエーション豊かになっていきます。

世界的デザイナーの「Issey Miyakehttps://www.isseymiyake.com/ja/

や、「KENZOhttps://kenzoparfums.jp/ などの日本人デザイナーが多く誕生し数多くのコレクションを残していった時代になります。

この時代注目されていたのが"ジーンズ"になります。

ハイファッション*1のデザイナーがジーンズを取り入れ始めた事によりオシャレアイテムとして定着し始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その影響もあり、日本ではダウンジャケットやトレーナーなどのカジュアルなファッションが人気になっていました。 

 

写真は1970年代を再解釈したリーバイス「505C」

 

 

 

1980年代のストリートファッション

1980年代はバブル期により好景気でした。その為、ファッションにもお金をかけて楽しむ時代でした。そんな時代の流行は”デザイナーブランド”と”キャラクターブランド”の総称「DCブランド」です。世界的なブランドとして「コム・デ・ギャルソン」「ヨウジヤマモト」「アンダーカバー」が代表的です。


http://www.yohjiyamamoto.co.jp/

 1980年代のヨウジヤマモトの写真です今見てもオシャレですね。

 

そして1980年代後半からTシャツとジーンズといったシンプルでカジュアルなファッション「渋カジ」が流行り始めました。(当時はポロシャツの襟を立てる事が流行っていたようです)

 


渋谷を背景に写真を撮るチーマーの人達

 

 

1990年代のストリートファッション

この時代は1991年のバブル崩壊により派手な服装が落ち着き、落ち着いた雰囲気が好まれてきた時代になります。

 しかし若者の勢いは止まらず、「コギャル」と呼ばれた女性たちは「茶髪」、「厚底ブーツ」「ガングロメイク」「ルーズソックス」などの流行を生み出していきました。

いわゆる”山姥ギャル”というやつですね(笑)。

 男性たちも、HIPHOPファッションであったり、スケーターファッションなどの「外国の流行り」を取り入れるようになりました。具体的な例だと、「adidasのジャージ」、「腰パン」などですね。

この頃に有名ストリートブランド「Supreme」が創設されました。
EYESCREAM

日本一格好良くadidasジャージを着こなすヨンスさん(Suchmos | OFFICIALHP

 

 あとは1998年に「フリースジャケット」がUNIQLOから発売され、その年に200万枚、翌年には850万枚という驚異的な売り上げを見せた年になります。

 

2000年代のストリートファッション

ファッションリーダーがいなくなり、ファッション多様化の時代に入ります。

この頃からプロモデルではなく、雑誌の読者という立場でモデル活動する読者モデルを参考にする人が増えてきた時代です。

 この頃は、「カジュアルなアイテムとドレッシーなアイテムを合わせる」といったように相反する要素を足し引きする「ミックスファッション」が流行りました。

そしてインターネットの普及により、洋服も簡単に購入できる時代になりました(簡単に言うとZOZOTOWN

この時くらいからストリートの横綱”supreme”が流行ってきました。

 元SMAP木村拓哉や、世界的ファッションデザイナーの藤原ヒロシ氏が着用していた事で一気にブームになっていきました。

その他にもスキニージーンズや、ヒッピーバンドも流行りましたね

 

現代(2010年~)のストリートファッション

 この時代はファッション変化が大きい年代でした。ボトムスだけでも流行りがスキニージーンズからサルエルパンツ、ワイドパンツ、トラックパンツ、など様々な変化をしていった時代だと考えています。

現在、”りゅうちぇる”や”ゆうたろう”といったジェンダーレスファッション*2のカリスマ達の影響で服装がカラフルに変わっていったり、韓流アイドルに影響され「上はオーバーサイズな服、下は細く見せるためのスキニーなボトムス」を合わせる服装が流行っていったり、2014年に設立されたVETEMENTSの影響で「ハイファッション×スケーターファッション」が流行りだし、スケーターファッションに落ち着いた物を合わせる。といった様々な服装がストリートファッションになっています。


VETEMENTSのフーディー(パーカー)

Vetements

 

また、2015年にはsupremeとLOUS VITTONがコラボして大騒ぎになりましたね。

 

 

ぜひ、BEAMSが出している動画も是非ご視聴下さい!

https://www.youtube.com/watch?v=L5X1bOPmUsk

 

 

最後に

 

1970年〜現代までのストリートファッション(文化)を私なりに簡単にまとめてみましたが、いかがでしょうか?初めての投稿で雑な部分があると思いますが、これからの更新で少しづつ良くしていきます。

 

現代(2010〜2019)では全身ヨウジヤマモト、全身rickOwensなど、全身ハイブランドで固めたファッションの人も増えてきましたが、それは後々モード系を書く時に触る予定です。

 

 

次回は

fashioncom.hatenablog.com

です。

 

ご精読ありがとうございました

 


 

 

*1:現在のハイブランドとほぼ同じ意味

*2:性別の差を気にしないで楽しむファッション